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01.3

化学的キャラクタリゼーション(ISO 10993-18)

評価上必要な情報と、分析技術上の実現可能性をつなぐ

化学的キャラクタリゼーションでは、ISO 10993-18基づき、医療機器から得られる抽出物・浸出物(Extractables and Leachables:E&L)を分析し、含まれる化学物質の定性・定量情報を取得します。

化学分析の結果だけで、製品の生物学的安全性を判断することはできません。得られた結果は、製品の使用条件や患者への曝露を踏まえた毒性リスク評価に使用されます。

BEPで示された評価方針を踏まえ、必要な分析が実施可能か、分析方法や条件について、お客様と提携する化学分析機関との相談・調整を支援します。

化学分析装置と試料容器のイラスト

このような場合に

  • ISO 10993-18基づくE&L分析を実施したい
  • 抽出条件や分析条件について、化学分析機関と相談しながら進めたい
  • 標準的な分析だけでは対応が難しく、追加の分析手法を検討したい
  • 既存の化学分析結果を毒性リスク評価へ利用したい
  • 化学分析から毒性リスク評価まで続けて進めたい
  • 呼吸ガス経路についてISO 18562シリーズに基づく評価が必要
  • FDAへの申請を考慮した分析を実施したい

分析条件や後続する評価が確定していない段階でも、製品情報と評価目的からご相談いただけます。

抽出条件と分析条件の重要性

抽出条件の検討では、製品の意図する使用方法、人体との接触、材料、形状および評価目的などを考慮する必要があります。

実際の使用条件を十分に反映しない場合は、患者への曝露を適切に評価できない可能性があります。一方、過度に厳しい条件では、実際の使用との関係を解釈することが難しくなる場合があります。

また、化学分析には、検出、同定および定量に関する技術的な限界があります。使用する分析方法、検体量、製品形状などによっても、実施可能な条件は異なります。

Melerdis Partnersは、BEPで示された評価方針を踏まえ、分析の実施可否や条件について、お客様と化学分析機関との確認・調整を支援します。

評価目的抽出条件分析方法毒性リスク評価への利用

主な分析手法

揮発性・半揮発性有機化合物

HS-GC-MSGC-MS/MSGC-QTOF/MS

不揮発性・極性有機化合物

LC-MS/MSLC-QTOF/MS

無機元素・イオン・材料確認

ICP-MSICFTIR

これらの分析技術を活用し、揮発性・半揮発性・不揮発性の有機化合物や無機元素など、幅広い対象物質の分析に対応します。

必要な分析が実施可能か、またどの分析方法・条件が適用可能かについて、化学分析機関と相談しながら進めます。

追加分析・物質同定への対応

通常の分析だけでは十分な情報が得られない場合には、化学分析機関が有する高分解能質量分析などの分析技術を活用し、追加分析や物質同定の実施可否について相談できます。

分析結果や後続する毒性リスク評価で必要となる情報を確認しながら、必要に応じて追加対応を検討します。

呼吸ガス経路の評価にも対応

ISO 10993-18基づく化学的キャラクタリゼーションに加え、呼吸ガス経路を有する医療機器については、ISO 18562シリーズに基づく評価・試験にも対応します。

製品および呼吸ガス経路の特性に応じて、化学分析機関で次の測定を実施します。

粒子状物質揮発性有機化合物(VOC)凝縮液中の浸出物

得られた結果は、必要に応じて毒性学的評価へつなげます。

FDAへの申請を考慮した分析

FDAへの申請を想定した案件では、FDAの要求や関連ガイダンスを考慮した化学的キャラクタリゼーションに対応する化学分析機関と連携し、実施を支援します。

プロジェクトの進め方

  1. 01

    製品情報と評価方針の確認

    製品の使用方法、人体との接触、材料・製造工程、既存資料およびBEPの評価方針を確認します。

  2. 02

    抽出条件・分析条件・検体条件の確認

    お客様の製品情報や評価目的を踏まえ、化学分析機関と、分析の実施可否、抽出条件、分析方法、必要な検体数、製品形状、試験期間などを確認します。

  3. 03

    試験計画書案の作成・レビュー

    化学分析機関が試験計画書案を作成します。お客様に内容をご確認いただき、レビューコメントを化学分析機関と調整します。

  4. 04

    抽出・化学分析の実施

    化学分析機関が、確定した試験計画書に基づいて抽出および分析を実施します。条件変更などが生じた場合は、必要な情報共有と調整を行います。

  5. 05

    報告書案のレビュー・最終発行

    化学分析試験報告書案をご確認いただき、コメントへの対応後、化学分析機関が最終報告書を発行します。

主な成果物

  • 化学分析試験計画書
  • 化学分析試験報告書

分析結果を毒性リスク評価へつなぐ

毒性リスク評価を続けて実施する場合は、分析結果だけでなく、製品情報、使用条件、分析上の前提および技術的な情報を担当毒性学者へ連携します。

化学分析のみのご依頼にも、毒性リスク評価やBERを含むプロジェクトにも対応します。

化学的キャラクタリゼーション毒性リスク評価BER

製品構成、使用方法、検体の状態など、分かる範囲でお知らせください。

分析条件について化学分析機関と確認し、後続評価を含めて調整します。

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